
ハルルは今日も泣いていた。
夜空を見上げて泣いていた。
星のカーテン、波の絨毯
何度も何度も交わる時に
お空の向こうの母さんに
お空の向こうの父さんに
抱きしめられたい、会いたいと
幾度も幾度もポロポロ泣いた。
それはある小さな島に流れ着いた
年老いた海賊の物語
晴れた朝、波打ち際に
一人の海賊流れ着く
孤独な二人、
いつしか大の仲良しに
バルモア、竜を乗り回し
ウルルの海へ遊飛行
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